僕の娘はなかなかかわいいい子供で、南方系の顔立ちを引いたせいか、目が大きく、まつげもものすごく長いので、将来が楽しみだ。しかし、しょせん僕の娘なのであった。

第一におちゃらけ大好き。26ヶ月の今、『変な顔してみて』という親のリクエストに、ひょっとこのような顔をしてくれる。

第二に、玄関マットにスライディングして、滑りすぎたあげく頭を柱にぶつけ、うずくまることがよくある。

第三に、替え歌が大好きなのだが、元のメロディを僕がうたうと、なきながら抗議する。「『大きい真鯉はお父さん♪』じゃないの!『大きい真鯉は葵衣ちゃん、小さい緋鯉は紫苑ちゃん♪』なの!!」と、星野監督もマッサオの、炎のクレームだ。

そしてものすごく立派なウンチをするのだ。業界で「イッポンもの」と呼ばれ、一般人には「イッポングソ」と知られるアレである。彼女はその歳で、自分でパンツを脱ぎ、ズボンも脱ぎ、洋式便器にまたがり、終わると「おわったよー」といい、拭くのだけは親がやるが、そのあとは自分で流し、「ウンチバイバーイ」という、という、彼女にとってはとても大切な一連の儀式をみずからの手で行う。

さて、ソウマエが自室で研究と称して『め組の大吾』を読みふけっていると、葵衣から「もーおわったよー」という声がかかったのでトイレに行き、入室からお声がかりまであまりに短いので「ほんとに終わった?」といいながら便器を見た。

腰を抜かすほど巨大なウンチ。

しかも途中で切れることなく脱糞している。

そういえば、僕も大学3年のときに内臓の調子が悪くなるまで、イッポングソのマイスターと呼ばれてたよなぁ。

あの頃は若かったなぁ・・・

しかもはやかったしな。

一緒に住んでたハルピンやタカギ留も、

春「あれ、ソウマエ、しょんべんか?」

宗「いや、クソだよ」

春「オイオイ、マジかよ!!30秒しか経ってねーじゃねーかよ」

高「それにさっき、オレ、トレペ使い切ってほとんど残ってなかったよな?」

宗「あ、オレ、ほとんど紙を使わないでヘイキだから」

というような、環境に負荷をかけない男だったのだ。

オレももう、トシだな・・・今じゃすっかり・・・

遠い眼をして、漁師のタバコ、プラスチックケース入りの「わかば」に火をつけた。

そこで始めて気付いた。

どんなに密接な関係になっても、自分の相手がいかなるウンチをしているかを知っている人はいない!!

と、こうして、沖縄で一家四人そろって暮らし始めた宗前家では、次々と新たな発見が生まれていた。

それを感慨深げに語る僕。

な、オレって研究者だろ?

妻の宗前ミーは、「また始まっちゃったよ」という目でジロっと一瞥をくれました。