無意味に研究室で徹夜したあとは、なんと言ってもモスバーガーのモーニングだ。
さっそくスポーツ紙二紙を熟読する。沖縄のスポーツ紙は新報とタイムスが請負っていて、8ページ50円だ。
安いが、サラリーマンの楽しみ、後ろから8ページ目のエッチ面がないのは痛い。
芸能ニュースを読んでいると、ニコラス・ケイジが前妻と再婚したらしい。ホホウ、相手は31歳!
なんだー、ニコラス・ケイジもやるなぁ、そんな若い女と二度も結婚するなんて。
彼はああ見えても45ぐらいだもんなぁ、と思いきや。
「ニコラス・ケイジ(36)は...」だと?
なんだよ、ニコラス、タメドシだったのねー。
そっか。ニコラスが僕とタメであの額なら僕もちっとも悩む必要はないわけだ。
しかも俺様の妻なんか20代だもんねー、まだ。中身はオバサンだけど。
それにしてもハリウッド俳優って言うのは見た目より10歳は年くってるというのが通り相場だと思っていた。
ハリソンフォードは今年数えで60だ。還暦で赤いちゃんちゃんこを着たものよ。
ハリソンは、気仙沼の市街にある電器屋の次男坊だ。本名を門脇敏男という。
還暦の祝いは田舎の風習にのっとって結構厳密にやるらしい。親父さんは結構学のある人だったが、
旧制の工業学校を出ると当時の東北配電に勤め、35歳で気仙沼に電気店を開いた。
ハリソンは店が一番苦しかったころに生まれた子だ。
市内の小学校を出た後、親が「この子には学をつけさせたい」と考え、中学から東北学院に進ませた。
親の意向としては東北大の法科でも行って、県庁に勤めてくれればいいとおもったようだが、
映画好きな敏男は突然東北学院の交換協定でシカゴ郊外のハイスクールに留学、
以後、小さな劇団を転々としながらポルノ映画のチョイ役になったり、ハリウッドで大道具をしたりしていた。
のちに実相寺昭雄の企画『星間大戦争』の企画がパクられて、
スター・ウォーズが作られたとき、現場の片隅で大工仕事をしていた敏男(そのころハリソンと改名)に
監督が目をつけて藩候という役に抜擢したのは大泉撮影所の大部屋俳優の間では有名な話だ。
敏男はときどき地元に帰ってきては、市会議員選挙の応援をしたり、漁協のイベントに参加したり、
結構情に厚いところをみせている。
僕も、一度義理の祖父が七ヶ浜町議を辞める記念の自民党宮城県連のパーティにもぐりこんだとき、
お忍びで帰っていた敏男に多賀城駅前の飲み屋でおごってもらったことがある。
それにしても、何の動機もなくこんな白日夢を書き連ねる僕は、
コワれているのでしょうか?
次回はホット・スパー琉大前店のマイ・アイドル、新垣さんのことについて書く。