朝にめっぽう弱いのが自慢の僕は、専攻会議とか教授会があるときは、徹夜しなければならない。

会議はたいてい午後1時から始まるが、最近の僕の腐敗ぶりはハンパじゃねーぜ。

何せ午前4時に寝て、午後5時ごろおきることもあるからね。

前回の学科会議も寝過ごしてしまった。国民の皆さん、ごめんなさい。

で、財布に2000円以上入ってない僕は、待ちに待ちかねて期末手当をおろしに

アサイチで琉球銀行坂田支店に行った。

国家公務員は夏と冬の期末勤勉で、人事院勧告マイナス0.3ヶ月調整済みなので、

今回は丸々受け取れるのだ。

マクドナルドで朝のバリューセットを食うという豪遊をした僕は、

大学生協に行って注文しておいたCDを受け取った。それは、千住明の

NHK日本映像の20世紀』

オリジナルサウンドトラックである。

これはアタリだった。

慶応幼稚舎から慶応工学部(現理工学部・通称ヤガミに変化なし)を経て、

芸大音楽学部・大学院首席修了の経歴を持つ千住。

あれ?慶応から音楽家?

センジュ?聞いたことあるな・・・

調べたら千住真理子の兄さんでした。

ストリングスの使いかたといい、コード転調といい泣かせるぜ。サントラマニアの僕も参った。

サントラと言えば、宗前は二人の作曲家が好きだ。

一人はモーリス・ジャール。古くは『アラビアのロレンス』のサウンドトラックを作った人だが、

ここ15年ぐらいはずっとオーストラリア出身の映画監督ピーター・ウィアーと仕事をしている。

『危険な年』『刑事ジョンブック〜目撃者』『モスキート・コースト』『いまを生きる』『グリーン・カード』『フィアレス』

など、彼の主要作品は全部ジャールなのだ。

もう一人はハンス・ジマーで、この人は安い予算の名作でいい音楽を書いている。

アパルトヘイトものの名作『ワールド・アパート(隔てられた世界)』がそうだし、

メジャーになってからは『バックドラフト』(料理の鉄人でかかるやつ)とか『レインマン』が彼だ。

もともとジマーは、バグルスの『ラジオスターの悲劇 Video Killed the Radio Star

のアレンジに携わることでポピュラー音楽の世界に入った。

なに、バグルス知らない?アメリカのMTVが開局したとき、最初に流れたビデオクリップだよ!

そのあとジェフリー・ダウンズとトレバー・ホーンの二人はYESに加入して

名アルバム『ビッグ・ジェネレーター』を作ったじゃん。

え?プログレ知らない?参ったなー、そうか、プログレはもうふた昔どころか三昔前なのか・・・。

と、なんだか音楽雑学日記みたいになりましたが、

僕の期末手当は15万でした。全額借金の返済に消え、

もらってわずか4時間後は、途方にくれる僕がいたとさ。