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実証的な政治学ばかりやっていると、たまには規範的なことも考えてみたくなる。
それと、僕が小学6年生のころ、日本の政治は地方自治体で革新首長がたくさんいて、
「お、この調子で行けば社会党も政権とれるんじゃねーか?」とコナマイキなことを考えていた。
そのうち、ホーセイという学校に松下圭一なる学者がいるらしい、と知り、徐々に著作を読むようになると、
これがまた、難しいんだ。松下先生の語法はちょっと独特だし、思想史出身特有の堅苦しさがあったんですよ。
さらに、前にも書いたようにゴミ男ヨリモトさんの本、職員より公務員ワールドに詳しい男大森弥さんの本
などを読んでいったら、いつのまにか地方自治を専攻する研究者になっていた。
さすがのオータケも、地方自治は手がとどかねーだろう、と思いきや、
マスター一年のときにやれといわれた『政策過程』の索引作りの過程で、
彼のシカゴでの指導教官はポール・ピーターソンであることを知り、
くっそー、どうやったら大嶽の魔力から逃れられるんだーと心の中で絶叫したものさなあ。
さて、かように規範的な精神を心の片隅でもっていると、
正しい娘の父親にならねばならないと決意しても変ではない。
マッサージとはこんことについて、いーっぱい議論ばしよったばい。
マッサージはこげんかなしげーな身振りばして、「しぇんしぇい・・・」と落涙しよるんよ。
ここで、今週の読者相談コーナーです。
33歳男性。三歳の娘の父です。
じつは、わたくし、世間とのずれに悩む日々を送っております。
以下のような経験が積み重なり、これ以上どうにもならなくなり、先生に御相談申し上げる次第です。
事例その1
先日帰宅すると、娘と同い年の「けいた」君が遊びに来ていました。
彼があどけない声で「こんにちわ。」と言ったので、小生思わず、
「君にお父さんと言われる筋合いはない。」
と大喝してしまいました。さらに続けて、
「君はどんな仕事に就いているんだ?うちの娘とどうしようというんだ?」
などと矢継ぎ早に彼を尋問致しました。
「けいた」君はPTSDを起こしたらしく、震えながら泣いていました。
また、あまつさえ娘に向かって
「父さん認めんからな。」
とまで申しました。
そのときは「だってやりたかったんだもーん。」と思っておりましたが、
その後自責の念に苛まれるばかりです。こんな「面白がりたがり屋さんのボク」は、
地方分権と地方公務員の特化が叫ばれている今日、
いったいどのように社会と向き合えばよいのでしょうか?
先生、よろしくお願いします。
解答
だいぶお悩みのようですね。私も同年代の娘を抱える一人の父親として
腹をよじって笑わせていただきました。
こうした傾向は、幼少時代に鉄道など何ら生産性をもたらさない趣味に
熱中された方に多く見られるようです。
質問者はいまだに、空を飛ぶ飛行機の尾翼を見ると
「ああっ、角度が悪くてJA8838かどうか確認できないっ」などとおっしゃっていませんか?
また、お昼休みに食事をしながら同僚とコミュニケーションをとる際に
、態度の悪い食堂従業員に対して
「じゃ、追加注文は補佐のハンコもらってから稟議あげて、補正が通ったら注文しますんで」
などと言い、オバサンの目を白黒させていないでしょうか?
こうしたことはさておき、父親として毅然とした態度を取ることは悪いことではありません。
奥様や娘さんが何かおっしゃるようでしたら、
『国民の歴史』(西尾幹二著、扶桑社)でもお読みになり、
もののふの覚悟を腹に据え、ウヨッキーとして生きていってください。