もどっちまえ】【先頭にもどっちまえ

千葉ロッテマリーンズ、快進撃です。

僕は外国人の指導者が大好きで、それは彼らがプロフェッショナルな管理をするからです。最初にそれを刷り込まれたのは75年の広島東洋カープ、闘将ジョー・ルーツ監督以来でしょう。70年代初頭、東京近郊に住む子供は通常、YGマークの巨人「軍」キャップをかぶるものと相場は決まっておりました。せいぜい、LOマークのオリオンズ帽をかぶってカネやん監督が三塁コーチャーズボックスでよくやる捻りストレッチの真似をするのが多少いるってなもんですよね。ちなみに当時のオリオンズ、人気あったよね。何しろ「アストロ球団」で対戦相手になってしまうほどだからなあ。

ところが小学校の同級生に名古屋から引っ越してきたヤツがいて、ジャイアンツV9を止めた中日ファンだったんです(高吉茂樹君、君のことだよ!グーグルでここをヒットした人、高吉本人なら即メール。そうでないなら教えてあげてください)。「転校生」はイジめられるか、あるいはクラスのトレンドセッターになるかのいずれかであった、我らが少年時代。とたんに中日ファンが増殖しました。こちとらそうはいかねえや。外木場義郎、安仁屋宗八、池谷公二郎、佐伯和司。うへえ、いま思い出してもとんでもない豪華投手陣だな。それはともかく、かくして増殖中ではあったが未だ関東で少数派だった広島ファンとなったわけでした。

以後、ドン・ブラッシングゲーム(ブレイザー)を例外とすると日本のプロ野球では外国人監督がいなかったのですが、ボビーがロッテを二位にして、一昨年にはヒルマン監督が日ハムに。いずれもいい活躍しましたね。僕は来年、日ハムがふたたび結構来るのではないかと思っていますが、Jリーグでもオズワルド・アルディレス監督は言うに及ばず、イビチャ・オシム監督などは本当にいいです。オシムはちょっと自虐的なコメント(うちは選手を買えないなど)をするのも、与えられた条件で結果を残すプロっぽさ全開です。

日本代表といえばオレ・オルソン監督。96年から97年にかけてハンドボール代表チームを率いたスウェーデン人です。当時ふくしま自治研修センターには県庁職員の山澤修一さんが出向勤務されていて、山澤さんは元ハンドボーラーだからそれはそれはオルソン監督率いる代表を評価していました。人に優しくて頭の切れ味鋭い山澤さんを、大人としてとても尊敬していた僕は、当然のことながらわけも分からず「オルソン監督、マンセー!!」となっちゃうのですが、オルソン監督はそれほど可能性の感じられなかったハズの日本代表をベスト16に導いた。グループリーグを突破したわけだから、これって相当すごいことなんだなあ、といまさらに思う。ハンドボール王国浦添市民である僕は、今でもなんとなくハンドボール好きですね、ちなみに。だから04年アテネの女子決勝戦、見てました。韓国のキーパー、超ファインセーブ連発で凄かったですね。

いろいろ評価の分かれる監督もいます。サッカーの古くはオフト、ファルカン、トゥルシエ。彼らはしかし、結果を含めた全責任を負って仕事をしたし、そのときに少なくとも自分のスタイルを強烈に打ち出しました。ああいう強烈な自負に基づく組織作りは、下っ端にとっては(時にはイヤだろうが)とても分かりやすい、ブレないから。そう、シモジモの人間にとって一番イヤなのは、上に立っている人が

1)確固たるビジョンを持っていない(たとえそれが「正しく」なくてもいいからナニカ持っていてくださいよ、大将!)

2)言うことがコロコロ変わる(気が変わることもあるだろうケド、もちっとしっかりしてくださいよ、大将!)

3)結果が出る頃には退いている(オイオイ、それじゃあパフォーマンスの責任はいつ誰が取るんですか、大将!)

ってなところでしょうか。

経営学者、高橋伸夫さんの傑作『できる社員はやり過ごす』に係長は大変なんだよ、でもそれは未来傾斜原理だからね、期限限定で管理職を育てるトレーニングとして「バカ殿」状況はあるんだよ、それにやり過ごしってのは組織内在的なスクリーニング機能なんだ、とある。ナットクだ。

ただし大学では幹部人事にスクリーニングが働くとは限らないから、ものすごい人が上に立つこともありうる。また「なんだよ、また思いつきだな?部長のヤツ、だってヒトもカネもついてないしな、しばらく放置プレイ決定!」といった、企業なら至極当然の対応もできません。大学なんてドウセ怠惰なアホの集まりに決まっているようですので、予算も制度も人事も全ての手段は用意されずともキアイで研究を続けていかないといけないのです。うん、これぞ島ちゃび、まさに地域特性を活かした大学サバイバル戦略だね♪

あ、ウチの学長がorz・・・なんてヒトッコトもいってやしませんぜ。