もどっちまえ】【先頭にもどっちまえ

去る7月から始まったテレビドラマで非常に好きなのは、フジテレビの「ウォーター・ボーイズ」とTBSの「高原へいらっしゃい」だ。どちらもリメイクだが、前者は旧作(映画)の続編として、後者はリメイクを嫌がる原作者・山田太一を口説き落として作られている。前作が評判のよいものだっただけに、作る側はさぞや大変だろうが、どちらもとても丁寧に作られていて火曜と木曜が来るのが待ち遠しい。

ウォーター・ボーイズは、ジェットコースタードラマよろしく、毎週何事か起きてしまう。それが意外な人の協力だったり、次の展開で何かあるぞ、と思わせるものだったりするのだが、歳とともに単純化しているソウマエはいきなり引き込まれてしまうのだ。それに、前作の設定を引き継ぎつつ、ドラマはドラマで独立しているのがいいね。最初は妻夫木くんを出せよ、とか、真鍋かをりや竹中直人をもっと出せ、と思っていたのだが、9週目まで来るとそんな不安もなく、ただただ楽しく見られる。

このドラマのいいところは、高校生が高校生のときでないとできないことをドラマにしていることだろう。オリジナルも最初に見たときは、競泳水着フェチであるところの小生が

真鍋かをりが競水着ている!

というシーン目当てに見たのだが、実際にはFILAの白水着を着ているシーンがチラッと出ただけでガッカリしたものだった。もちろん長身でスタイルのいいオーリーには似合っているのだが、やっぱ競水ときたらARENAのX-Flatでしょう!!と、言うようなことはさておき。見ているうちに引き込まれる引き込まれる。主演の妻夫木聡は、カッコいいことはカッコいいのだが、どこか脱力した「進学校でエネルギー燃焼がイマイチ」感をうまく出していて、共感できた。

ヒロイン・静子とのからみは、少年の夢想を思わせる都合の良さだが(笑)、しかしそれも含めてよかった。特に、プールサイドで「シンクロ!シンクロ!」とコールしながら手をたたいている平山綾(旧表記)のかわいいこと!しかも、演技を終えたあとのシンクロチームが、達成感に満ちた顔で観客に手を振りながら引き上げていくところのカッコいいこと!まいったぜ、マジで、と琉大東口裏の宗前ゼミ集会所「居酒屋・でいご3」で熱く語ったところ、ゼミ生の新里隆史がヒトコト。

高校生に戻りたくなったッス、あれ見て。

それは俺が言おうと思っていたのに・・・。

まあ、あの映画はラストシーンの爽快感に尽きる。それを連続ドラマでどうやって再現するのかと思っていたが、このドラマでは「困難の克服」と、「主人公の成長」というところに焦点があるようだ。できれば、進藤勘九郎君以外のメンバーがどのように内的な成長を見せているか、じっくり描いてくれるとモットいいんだけどな、高原さんが泳げた、だけじゃなくて。

キャストもいい。妻夫木君の持つ、高校生の不安定さを、山田孝之はよく出している。瑛太のイヤミな演技もハマった。プロミスのCMで「相談できるんです」のナレーションをバックに空を見上げている瑛太を見ると、東大医学部に行ったんじゃないのか?何があったんだ?

もうシンクロは止めたのか?

と余計なお世話もしたくなるほどだ。

さて、今日は水曜日。明日木曜日の午後10時は、TBSの「高原へいらっしゃい」なのだが、我が家では、看護師&保健師ミー、およびその手下、オペマニア・あおい、オペマニア配下・しおん、の三名の女性によって、「Dr.コトー」が優先される。そのため小生は録画した番組を夜11時から見る羽目に陥っている。この件については、紹介したいサイトもあるので、稿を改めることにしよう。明日にはかくと思うけど、期待をせずに待っていてください。